ご挨拶

諸磯ヨットオーナーズクラブのホームページにアクセスしていただきありがとうございます。

当クラブの成り立ちは、日本の高度成長期１９６０年代にまでさかのぼります。
１９５６年に石原慎太郎が「太陽の季節」でデビュー、１９６０年に映画「太陽がいっぱい」が公開され、１９６２年には堀江謙一氏が１９フィートのヨット「マーメイド号」で太平洋を単独横断、そして１９６４年の東京オリンピックあたりから当時の若者の間でささやかながらもヨットブームが起きていました。

ちょうどその頃、手頃な価格のＦＲＰ製ヨットが発売され６０年代半ばからここ諸磯湾に小型クルーザーがちらほら係留し始めました。当時のオーナーの平均年齢は２０代後半、元気いっぱい、血気盛んで、土曜日の夜はあちこちから歓声が上がりギターの音が聞こえ、それが明け方まで続く毎週末でした。

その後、神奈川県に係留権を正式に認めてもらおうという機運が高まり、１９７３年にＮＯＲＣ三崎フリートを母体とする「諸磯ヨット協議会」が設立され、１９７５年には９０艇の参加を得て「諸磯ヨットオーナーズクラブ（ＭＹＯC）」が発足し現在に至っております。

ＭＹＯＣの泊地は神奈川県三浦半島の先端にある相模湾に面した真正面に富士山を仰ぐ諸磯湾に位置しております。クラブの活動としては、シーズンを通してのクラブレース、神奈川県児童養護施設の児童百数十名を対象としたヨット体験イベント、そして夏の終わりには各クラブ艇が模擬店参加して盛り上げてくれる夏祭り等があります。

近年は会員の高齢化も進み、さらにクラブを取り巻く様々な環境も大きく変化しつつあります。これらに対応しながら引き続き安全で楽しいクラブライフを継続していくためにも、たゆまぬ努力を続けていく所存にございます。

諸磯ヨットオーナーズクラブ
会長　三浦 弘二